Under water zone pictorial book

水中観察窓の生き物図鑑

スジエビ

流れのゆるやかな右側の壁際にくっついていたり、溝の中に隠れていたりすることが多いのですが、窓の前を移動する姿をとらえました。

エゾウグイの捕食

口から出ているのは、ウドン!?
いえいえ、ヤツメウナギの幼生(アンモシーテス)でした。大型のエゾウグイが、小型の魚を狙う様子が度々観察されます。

ウグイ(婚姻色)

6月~7月にかけて婚姻色の現れたウグイが見られます。エゾウグイは顔の頬下に赤い婚姻色が、ウグイは体に3本の縞模様が表れます。

ニジマス

開館当時は観察窓にもよく登場していましたが、最近はすっかり姿を見かけなくなりました。アメリカから来た外来種です。

カワヤツメ

窓に吸い付く“ぶちゅっ!”という音が聞こえてきそうな迫力です。海ではこの口でサケの仲間などに吸い付き、吸血生活をします。最近千歳川では、滅多に見かけなくなりました。

アメマス

白い斑点が美しいイワナの仲間です。渓流魚のイメージがありますが、こんな町中でも姿が見られます。大きいものでは70cmを越えるものもいます。

ジュウサンウグイ

以前は「マルタウグイ」と同種とされていました。ウグイやエゾウグイに比べると体が大きく、婚姻色は腹側に赤い線が出るのが特徴です。

ニシキゴイ

ニシキゴイ
誰かが川に放したのでしょうか。色鮮やかなニシキゴイが姿を現すこともあります。
キンギョも観察されたことがありますが、自然界の中でこれだけ目立つのは自殺行為にも等しく、あっという間に水鳥の餌食になってしまうこともあります。

コイ(ヒゴイ)

2010年以降、毎年夏になると、大型で一部朱色のコイが時々姿を現すようになりました。しかし、2018年を境に姿を見かけなくなってしまいました。

ハナカジカをさがせ②

川底の砂利そっくりのハナカジカ。こちらの写真には、2匹が隠れていますが、見つけられたでしょうか。
じっくりさがしてみて下さい。

ウグイの産卵

6月~7月にかけて婚姻色が現れ、体に赤いラインが出たウグイの仲間が大群で窓の前に現れ、産卵する様子を観察できることもあります。

サクラマス(幼魚・ヤマメ)

「渓流の女王」の名にふさわしく、ピンク色の体と小判型の黒い模様・パーマークがきれいです。年間を通して最も多い日数、水中観察窓の前で姿を見かけます。

ハナカジカをさがせ①

川底の砂利そっくりのハナカジカ。1匹が上手に隠れていますが、どこにいるか分かるでしょうか。

護美(ゴミ)

美しい川に時折現れるさまざまなゴミ。できるだけ、こうした光景が目に触れないようになって欲しいものです。

ミンク

潜水が得意で、魚を捕まえて食べてしまいます。ミンクが窓に現れると、魚たちは一斉に逃げていきます。

サクラマス(親魚)

初夏、海から遡上してきたサクラマスは銀色に輝き、美しい姿をしています。秋には体全体が黒ずみ、ピンクの婚姻色が現れます。

クロダハゼ類

以前は「トウヨシノボリ」と呼ばれていた、顔の前にある赤い“V”字のラインがトレードマークのかわいいハゼの仲間です。砂利の上だけでなく、窓にもくっついていることがあります。

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