10月サモン君だより

掲載日:2022.10.27

 千歳水族館の隣にある道路脇の紅葉が、今ちょうど見頃できれいです。ただ、サーモンパークを見るとすでに落葉している木々も多く、寂しい気がします。

 一方、千歳川はサケでにぎわっています。今年は遡上数が大変多く、すでに昨年(32万匹)を上回り、間もなく40万匹に達する勢いです。連日水中観察窓でも窓いっぱいのサケが見られており、あまりの多さに「サケに酔ってしまう」感じです。また、インディアン水車橋や下流のサーモン橋の上からも産卵行動しているサケが見られたり、サーモンパーク内のせせらぎ水路に遡上するサケもいます。

 千歳川では8月下旬から12月上旬まで、補魚車(インディアン水車)でサケを捕獲し、増殖事業を行っています。この作業を行っている職員の方々も、毎日毎日日中にサケを取り上げしているのですが、下流からサケが押し寄せてくるので、川にサケがあふれた状況が続いています。これまで1995年の55万匹が最高で、次に2004年の51万匹となっていますが、今年の捕獲数はそれを上回るのか、この状況はどう分析されるのか、今後の動向を見守っています。

千歳川たくさんサケ遡上サケ産卵行動中

  水車の手前はサケがいっぱい       産卵行動中のサケも見られる

水中観察窓たくさんのサケせせらぎ水路に遡上するサケ

   水中観察窓もサケだらけ         せせらぎ水路に上るサケ 

 館内情報です。10月31日はハロウィンです。水族館内もハロウィンの装飾や水槽などで雰囲気を盛り上げていますが、今週末はイベントを開催します。館内クイズラリー(29日~31日)をはじめ、仮装して入館されたお子様にお菓子プレゼント(29日は先着100名、30日は先着200名)、クイズ&パレード(30日・先着30名で要申込)を行います。
 ぜひ週末は仮装して、水族館をお楽しみください。

ハロウィンイベントのご案内はこちら 

 

【学芸員 荒金 利佳】