サモン君だより 938回 ”「お魚漢字辞展」開催中!”

掲載日:2016.08.26

7月15日、千歳川にインディアン水車が設置され、千歳川水中観察窓では8月3日に今シーズン第1号のサケが観察されました。7月19日から行われている調査捕獲では、既に1,000匹ものサケが捕れています。採卵用の親魚捕獲は28日から始まりますが、今年もたくさんのさけがちと瀬川に帰ってきて欲しいと思います。

さて、リニューアルオープンして一年がたち、エントランスホールの大型映像がサケやヒグマ、タンチョウ、支笏湖や富良野など、北海道らしい生き物や風景を盛り込んだ映像に変わりました。これまでのサケなどが泳ぐCGの映像も撮影スポットとして人気がありましたが、新たな映像で皆さまをお迎えしています。

 

そのエントランスホールから2階へ向かうスロープでは、9月4日まで夏季企画展「お魚漢字辞展」を開催中です。今回の企画展は海水魚が中心で、初めて飼育するものも多く当初色々と苦労しましたが、ようやく落ち着いてきました。

 

毎週土曜日にはミズダコに触れる「タコタッチ」、日曜日には世界の淡水魚コーナーの魚たちの中から1種類を選んで新しい感じを創作し、更に希望者はその漢字や魚の写真で缶バッヂも作れるという「オリジナルお魚漢字を作ろう」のイベントを行っています。

 

気軽に参加していただける「タコタッチ」、見た目から最初はおっかなびっくりしていた子が、意外と気に入って平気で触れるようになったり、吸盤の感触が気持ちいいとおっしゃる方がいたりと、幼児から大人の方まで大人気です。「お魚漢字を作ろう」のイベントも、回を追うごとに参加者が増え、作品を展示するパネルも充実してきました。それぞれ開催はあと2回になりましたので、ぜひご参加ください。

 

10月10日までは開館時間を18時まで延長し、夕方以降もゆっくりとご覧いただけます。いよいよサケのシーズンも始まります。皆さまのご来館を、お待ちいたしております。

(学芸員 荒金 利佳)

大人気のタコタッチ