サモン君だより10月

掲載日:2023.10.25

 9月そして10月も暖かい日が続いてましたが、中旬頃から朝夕ぐっと冷えるようになってきました。千歳水族館横のモミジもだんだんと色づいて、10月末には見頃を迎えました。

水族館横のモミジ(10/25)色づきがイマイチ

紅葉

10月31日、とてもきれいです!

 千歳川のサケは、今年も順調です。最近特に数が増えて、窓前でカーテンのごとく群れていたウグイもサケに追い出され、窓の前はサケ、サケ、サケ。過去最高の捕獲数だった昨年と比べると少ないかもしれませんが、見応え十分です。

サケの群れ

サケの群れ(10月25日撮影)

 川底をよく見ると、産卵行動しているサケもおり、数えてみたら窓の前でも10ペアほどいました。以前は観察窓で産卵行動が見られるのは12月以降でしたが、近年はこの時期でも見られるようになりました。今後もそんな状況が続くのか、見守っていきたいと思います。

 サケの遡上は今が最盛期です。ぜひ見に来てください。

産卵行動しているサケのペア(右の方)

産卵後と思われるホッチャレ(メス)

 最後にイベント情報です。10月29日(日)のハロウィンイベントに続き、11月に入ると11日が鮭の日ということで、週末を中心にイベントが盛りだくさんです。千歳アイヌ協会と千歳アイヌ文化伝承保存会の皆さまによる「鮭の日・アイヌフェスタ」が開催される他、「鮭活」としてサケ皮のしおり作り、サケの骨でストラップ作りもあります。
 事前申込が必要なものもありますので、ぜひホームページをチェックしてご参加ください。

 

【学芸員 荒金 利佳】