サモン君だより11月
掲載日:2023.11.26
いよいよ冷え込みが厳しくなってきました。
たまに暖かい日が続いたからか、先日はサーモンパークで春の山菜フキノトウを発見!
9月には早とちりして咲いた桜の花も発見しましたし、今年は季節外れの植物にちょくちょく出会う気がします。
サケの遡上のピークは過ぎましたが、最近はペアになって産卵行動するサケや川底ではサケの卵が観察出来ます。
(左から、サケのペア、サケの卵)
この卵を狙ってやってきたブラウントラウトやアメマスをサケが追い払ったり、水鳥が卵を狙って潜水したりと、少し川を眺めているだけでも生き物たちの躍動感を感じるシーンに出会えています。
(左から、ブラウントラウト、アメマス)
今年のインディアン水車での捕獲は12月8日までと決まりましたので、当館の親ザケ展示はサケの状態にもよりますが12月10日頃で終わりになります。少し寂しくなりますが、1月頃まではサケの遡上が続きますので、自然の姿をお楽しみいただけたらと思います。
さて、11月は【鮭活】ということで、土日祝にサケにまつわるイベントやアイヌフェスタ等行ってきましたが、本日26日、今年最後の鮭活イベント「サケの骨でストラップづくり」を終えました。ストラップは、サケの胸ビレを支える骨(肩甲骨と烏口骨がつながったもので、魚の形に似ている骨です。私は「サケのサケ」と呼んでいます。)を使って作るのですが、もともとは『鯛中鯛(たいちゅうのたい)』というタイの中にタイの形に似た骨があるという、縁起物の骨の「サケ」バージョンです。骨ですが、意外とかわいらしい見た目で、魚の種類によって形が変わるので、コレクション魂をそそられる一品です。
(私のコレクションの一部。写真左上から、小さいアメマス、エゾメバル、ブリ、マグロ(一番大きい)、真ん中上から、カラフトマス、ブラウントラウト、右端サケのストラップです。)
12月は、サンタダイバーや干支ダイバー、工作体験等々、イベント盛りだくさんになっておりますが、ちょうど今は12月9日からはじめる「紅白魚合戦」の展示準備を進めています。今年のテーマは『鍋』ということで、各チームはりきって展示を作っていますので、皆様是非、投票しにいらしてください。
(会場準備中・・・)
【学芸員 髙木】