サモン君だより5月

掲載日:2024.05.27

5月下旬になるとサーモンパーク内の木々には、新緑が鮮やかに茂り始めています。千歳川水中観察窓では、窓の前でウグイが群れて産卵が5月23日から始まりました。この時期のウグイは、普段はとても地味な魚ですが、婚姻色で赤色が入り歌舞伎役者の化粧した姿に似ています。その婚姻色の出かたで、種類を見分けることができます。

 

 【ウグイの産卵】

【左:ウグイ 中:エゾウグイ 右:ジュウサンウグイ】

その他にも、海から戻ってきたサクラマス成魚の遡上やアメマス、ブラウントラウト、ニジマスなどの姿も確認されております。これから、水温が上がるとともに、観察窓で見られる魚の種類も増えていきます。水族館に来館された時は、観察窓で見られる生き物にも注目してください。

5月12日には、千歳サケのふるさと館が開館した1994年9月10日から、入館者600万人目のお客様を迎えることができました。

【600万達成セレモニー】

また、開館して30年を迎える年にもなります。30周年を記念して、お客様に感謝を伝えるイベントとして毎月一回「カモン・サーモン・感謝DAYだもん」を開催しています。4月は、30周年記念年間パスポートの販売開始。5月26日は、30周年記念パッケージチョコを先着300名に配布しました。そのイベントには、サモンくんとヒメカちゃんも登場し、来館したお客様をお出迎えしました。たくさんのお客様が水族館に来て頂き、嬉しい気持ちで一杯です。第3弾は、6月30日(日)に、30周年記念ロゴ缶バッジを有料入館者300名にプレゼントを行う予定です。皆さまのご来館お待ちしております。

【お出迎え中】

最後に、6月9日(日)にサケふるセミナー「エゾサンショウウオを飼ってみよう」を開催します。イベントの中で、水槽のレイアウトやエゾサンショウウオの幼生、成体の飼い方を詳しく教えます。参加者募集中なので、興味のある方は参加してください。皆さまのお申し込みをお待ちしております。

申込はこちら

【学芸員:日原 俊】