サモン君だより12月

掲載日:2024.12.25

 

今年も残り数日となってしまいました。インディアン水車は12月6日に今年最後のサケの捕獲を終え、それに合わせて水族館の親ザケ展示も12月12日で終了しました。
 
(左:インディアン水車作業最終日、右:親ザケの展示)

千歳川水中観察窓は、すっかり冬の景色になってしまい、あまり魚が窓の前に来ないため寂しいですが、親ザケはポツポツと見られています。冬の水中観察窓はボロボロになっても産卵床を守ろうとするメスザケに少し切ない気持ちになり、卵を狙ってかホオジロガモ等水鳥が潜ってきて少しハラハラする瞬間もありますが、春、サケの子どもたちが無事に生まれてくることを楽しみに待ちたいと思います。
 

さて、クリスマスの装飾でにぎやかな中、1月2日からのお正月の展示「サモン神社」に向けて目下準備中です。来年は「巳年」ということで、ヘビ4種(ライノラットスネーク、シマヘビ(通常タイプ)、ジムグリ、アオダイショウ)とオオウナギの展示を予定しております。当館でヘビの展示がはじまったのは夏季企画展で行った『にょろにょろ展』からで、その後、常設展示にアオダイショウとシマヘビ(黒化型のカラスヘビ)を展示するようになりました。実はバックヤードには館長がその辺で捕獲してきた他のヘビも飼育されていまして、なかなか常設展示にスペースを確保できずにいたのですが、やっとみなさまにお披露目できます。

   

 
ヘビの脱皮殻は金運UPのお守りとして有名ですが、ヘビは何度も脱皮を繰り返し大きくなることから、再生や復活を象徴し健康長寿としても縁起がいいとされています。救急車にもヘビのマークが入っていますよね。もちろん苦手な方もいるかもしれませんが、常設展示以外のヘビは1月2日~12日までの限定展示ですので、ぜひヘビたちに会いにお越しください。

みなさま良いお年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。

【学芸員 髙木】