新サモン君だより 4月

掲載日:2022.04.30

 新年度が始まって1ヶ月、新しい生活を始めた方もそろそろ慣れた頃でしょうか。

 千歳川では上流の千歳さけます事業所から3千万匹もの稚魚が放流されますが、4月に入ると千歳川水中観察窓で窓いっぱいにサケ稚魚の姿が見られるようになりました。そして、サーモンパークにたくさん残っていた雪山もすっかり溶けて、キタコブシやエゾヤマザクラの花が咲き出しました。

 

 水中観察窓 サケ稚魚の群れ

窓いっぱいに見られるサケ稚魚の様子(4月11日)

 

 

 

 

 

 ところで、昨年から千歳水族館ボランティア・サケのふるさと村教授会メンバー3名と、サーモンパークの樹木や植物マップを作ろうと取り組んでいますが、先日まずは樹木について、大木や花などが目立つ木、めずらしい木など、15種類24本に樹木版を設置しました。ちょうど、サケ稚魚放流体験場所の小川の向こう側にあるオニグルミやミズキにも、樹木版が取り付けられています。この後、マップや解説なども作成して、教授会のホームページから見られるようにするなど、さらに充実させていく予定です。

樹木版準備

 

 

 

 

 

 

 

樹木版を準備する教授会メンバー

 ※教授会のホームページはこちら https://vol.chitose-aq.jp/

 

 そのサケ稚魚放流体験ですが、5月31日まで、午前11時と午後2時の1日2回行っています。体験時に配布する「放流記念カード」は、今回10種類増えて35種類になり、集める楽しさもあります。

 ゴールデンウィークです。植物が芽生え始めたサーモンパークを散歩しながら、そして水族館にも立ち寄って、どうぞ放流体験にもご参加ください。

 

 さて、2022年1月2日(日)~10日(月)まで、「水族館でやってみたいこと」を絵馬に書いて募集した「2022年初夢プレゼント」の企画について、期間中367名のご応募をいただき、5名の夢を叶えることに決定いたしました。

 お一人目の「TVで館長さんがかぶっていたサモンくん帽子を家族みんなでかぶり、家族で記念写真を撮りたいです!」は、3月に実施しました。ご家族4名が来館し、大水槽前でお子様2名にサモン君帽子をかぶっていただき、サモン君も一緒に写真撮影しました。

 お二人目は「水族館の1日たいけんをやってみたい!」で、4月に中3と小6のご兄弟が、水族館で丸1日(職員の勤務時間である8:45~17:30)、飼育業務を体験していただきました。

 この後、もう一組の「水族館の一日体験」が6月に、残りの方についても日にち等を調整して実施しますが、楽しんでいただければと思っています。

(学芸員 荒金 利佳)