サモン君だより 948回 ”岡山でサケの講演”

掲載日:2017.06.23

6月とともに各地から梅雨入りの便りが聞こえる中、千歳は爽やかな陽気が続いています。しかし西日本にも、梅雨のまっただ中にも関わらず、晴天に恵まれた県がありました。先日、サケに関する講演で招いていただいた“晴れの国”のキャッチコピーをもつ岡山県です。旅行会社への営業活動と合わせて滞在した4日間、梅雨なのに1滴の雨も降らないという、キャッチコピー通りの“晴れっぷり”でした。

サケが遡上していない岡山で、なぜサケの講演かと不思議に思われるかもしれません。実は岡山市の西大寺ライオンズクラブと千歳中央ライオンズクラブの支援により、岡山市では西大寺南小学校、千歳市は祝梅小学校を中心に、20年の長きにわたりサケを通して子どもたちの交流事業が続いているのです。千歳で受精させたサケの卵を千歳の子どもたちが岡山へ運び、岡山の小学校でその卵から稚魚を育て、今度は岡山の子どもたちが稚魚とともに千歳に来て、千歳川にサケを放流するというものです。千歳水族館でも、その事業のサポートをさせていただいてきました。

しかし普段の交流事業では、代表となった子どもたちしか水族館を訪れることもサケの話を詳しく聞く機会も無いため、記念の年に岡山にお招きいただき、児童や保護者の皆さまの前で講演をする機会をいただくこととなったのです。当日は小学校5・6年生と保護者の方合わせて約200名が参加して下さいました。70分ほどの講演時間でしたが、小学生の反応も良く、「あっという間だった」、「もっとサケのこと知りたい」、「千歳水族館に行ってみたい」などの感想をいただきました。今年の代表選抜は、激戦となることでしょう。

さて、北海道に戻ってみると水中観察窓では、初夏の見所の一つ、婚姻色のウグイの群れが、現れ始めていました。今年も大群での産卵が見られるのを、楽しみに待ちたいと思います。

(学芸員:菊池 基弘)

“烏城(うじょう)”の別名をもつ黒い岡山城