サモン君だより 5月

掲載日:2023.05.25

気がつけば5月下旬になり、サーモンパークの樹木の葉が目立つようになってきました。千歳川の水温も11℃まで上がり、千歳川水中観察窓で見られる魚たちも増えてきました。最近では、サケ稚魚やサクラマス稚魚、アメマス、ウグイなどが確認されています。

[左 サケ稚魚  真ん中左 サクラマス稚魚  真ん中右 アメマス  右 ウグイ]

中でもサケ稚魚は、もうすぐ全て海へ旅立つので、観察窓では見られなくなります。今時期は、自然産卵の個体が窓の右上の水面あたりを泳いでいる事が多いです。そして、6月に入るとウグイの産卵行動が窓の前で始まります。今年は、いつから始まるか楽しみです。

さて、422()から開催している春の特別展「水の中に桜舞う」も528()で終了致します。名前に「サクラ」と付く金魚やサクラダイ、サクラマス稚魚を集め、水中観察ゾーンで展示しています。

[春の特別展会場]

その特別展に伴い、「サクラマス遡上日を当てよう」を年間パスポート会員限定で企画しました。応募してくれた100名の中で、なんと3名が「ピッタリ賞」という結果でした。参加してくれた皆様、本当にありがとうございます。そして、見事ピッタリ賞の方は、只今景品の準備を進めていますので、もうしばらくお待ちください。

今年のサクラマス初観測日は、5月17日(水)でした。私は休みで水族館にいなく、ツイッターで知りました。第1号のサクラマスが現れたので、この後も続けて確認できると思っていました。私も銀ピカのサクラマスを窓で見たいと思い、観察窓を気にして確認していましたがなかなか姿を見せてくれません。そして、昨日24日(水)夕方に観察窓にサクラマスが現れたのを、営業係の太田さんが撮影に成功したと聞きました。

【撮影:5月24日 営業係太田】

そのことを聞き、観察窓に行きましたがもう姿はなく、結局まだ確認ができていません。私の初観察はいつになるか分かりませんが、頑張って確認したいと思います。特別展が終了するまでに、またサクラマスが姿を現すかもしれませんので、特別展示と合わせてぜひ見に来て下さい。

[スジエビ]

最後に、ゴールデンウィーク中に開催したスジエビすくいが、とても人気でスジエビの質問も多く出ていました。そこで6月4日(日)に「スジエビを飼ってみよう」というイベントを開催します。参加者募集中なので、皆様のご参加お待ちしております。

スジエビの参加申し込みはこちら

 

【学芸員 日原俊】